青森県高等学校教育研究会・進路指導部会 基調講演:「ミスマッチをなくす進路指導とキャリア教育」

青森県高等学校教育研究会・進路指導部会にて、基調講演の講師を務めさせていただきました。

こちらは青森県内の高校で進路指導に従事されている先生方が集まる組織。全国の都道府県にこうした組織があり、「○○高進研」や、「(東京なら)都高進」などと呼ばれます。私もこれまで全国高等学校進路指導協議会(全高進)のほか、埼玉、茨城、千葉、東京、栃木、大阪、兵庫、高知、熊本、鹿児島の高進研で講演をさせていただきました。各地域の先生方から教えていただくことも多く、貴重な学びや気づきをいただく機会になっております。

地域ごとに進路指導の状況は多様です。当然ながら青森県と東京都では若者を取り巻く環境が異なりますし、高知県や熊本県とも違います。一方で、共通している課題もあります。そうした点も踏まえながら、高大接続の観点を中心に、進路指導やキャリア教育でできることを考えていく、そんな講演を目指して内容を構成してみました。

講演後は多くの先生方が名刺交換に並んでくださり、いくつかの高校でさっそく進路講演のご依頼をいただきました。ありがたいことです……。

青森県も人口減少の状況は厳しく、県内の大半の市町村が「消滅可能性自治体」に区分されています。地元で暮らしたいと思う若者は少なくないのですが、進路やキャリアの状況を考えると、そこにはハードルも。でも、高校と大学、自治体などとの連携によって、まだまだ実現できることはあるように思います。今回の講演も、そんな動きのきっかけになれればと思う次第です。

企画してくださった皆様、ありがとうございました!