高大接続事業の実践と支援

高大接続事業の実践と支援
社会からの、進路指導やキャリア教育への要求は強まるばかりです。しかしOECDの調査によれば、日本の学校教員の労働時間は先進国で最長クラス。教育に充てられている時間は最短クラスと、様々な業務に追われ、極めて多忙な状況です。
一方で大学側も、オープンキャンパスや資料請求など「高校生との出会いの機会」を増やす、という方針によって広報活動の負担が年々増加。入学後の中退者増加など、ミスマッチの拡大も深刻化しています。
こうした問題の抜本的な解決を目指す、高大接続の取り組みを展開しています。
 
 

倉部が関わる高大接続の取り組み事例

・「WEEKDAY CAMPUS VISIT(WCV)」

高校生が「普段の大学の授業」に参加し、大学生と一緒に授業を受ける取り組みです。研修を受けた認定WCVコーディネーターによるガイダンスを受け、大学生と一緒にリアルな授業を受講。授業の後に、振り返りワークを行って、大学での学びや、自分の進路についての気づきを深めていきます。
2013年4月からスタートし、これまで全国90あまりの大学・短大・専門学校で展開されてきました。2020年4月よりプログラムの導入や実施は無償化されており、大学や短期大学、専門学校の皆様は、費用をかけずにWEEKDAY CAMPUS VISITを実施することが可能になっています。
(※導入の際は、「WCV認定コーディネーター養成講座」の受講を推奨しております。詳細は、倉部までお問い合わせください)
 
倉部はWEEKDAY CAMPUS VISIT のスタート当初から、このプログラムの企画開発に携わってまいりました。これまで、多くの大学でWCV認定コーディネーターとして実際のプログラムの実施・運営に関わって来たほか、大学の皆様がプログラムを導入される際の研修講師を務めてまいりました。
現在は、希望する大学・短大・専門学校の皆様へ「WCV認定コーディネーター養成講座」を実施しております。
 
■「WEEKDAY CAMPUS VISIT」(NPO法人NEWVERY)

・高大接続に関する有識者委員、評価委員ほか公務実績

文部科学省ほか、様々な機関が行う各種の高大接続事業にて、有識者委員、評価委員などを務めています。
 
・三重県「県立大学の設置の是非を検討するための有識者会議」有識者委員(2021〜)
 (※高大接続の専門家として)
・「朝日中退予防ネットワーク」委員、高大接続領域ファシリテーター(2021〜)
・三重県立看護大学 高大接続事業 外部評価委員(2015〜)
・主体的学び研究所 フェロー(2012〜)
・文部科学省「大学教育再生加速プログラム(入試改革・高大接続) 」ペーパーレフェリー(2014,2016)